どうも、バタメモバイル@batame_mobile です。

※ネタバレありません。

八つ墓村 (角川文庫)
横溝 正史
角川書店(角川グループパブリッシング)
1971-04-26


NHKオンデマンドの配信が今日までだったので、
それに間に合うように、課題図書を読むような気分で、
休日を使って一気読みしました。

シリーズ・Jミステリーはここから始まった!
第2回「これが日本の本格探偵小説だ!〜横溝正史“八つ墓村”」

文学作品をテキストにこだわって語り合う「読書会」シリーズ。今回は横溝正史の「八つ墓村」。“たたりじゃー”で有名なこの物語には、村人30人が殺された「津山事件」や落ち武者伝説が息づき、まがまがしい雰囲気に満ちている。でも読み込んでみると、宝探しや洞窟探検、純愛物語などにあふれている!「八つ墓村」は実は、冒険小説でもあるのだ。金田一耕助も村人たちの活躍にたじたじ、ちょっと不思議な推理小説を読み解く。

(NHKオンデマンド)


映画やドラマでは何作品かを観たことがあるけれども、
『犬神家の一族』や『獄門島』の印象ほど残っていない。

「Jミステリーは〜」でも触れられているとおり、真犯人の犯行動機が、
やや難解というか、センシティブというか、解釈が必要であるところが、
映像作品向きではないのかもしれません。

くわえて登場人物が多いために、
ヒロインである里村典子の登場が作品によってはカットされていたり、
金田一耕助の登場シーンが極端に少なっかたりすることも、
ちょっと損をしている理由かなと。

ただし32人殺し要蔵のインパクトは『犬神家』のスケキヨの白仮面といい勝負。

小説のほうのお話ですが、
事実上の主人公である寺田辰弥の一人称語りで物語は進み、
金田一があまり登場しないというのは、読んでいくとあまり気にならない。
隠された黄金や、遺産の相続をめぐる思惑が、そもそもの発端なので、
登場人物の人間臭いところが浮かびあがる。
しかしそれとは関係ないように思える殺人が続くところがミソ、
読む側は合点がいかずにストーリーを追っていくことになります。

当然最後には、それは一点に落ち着くのですが。

あと、登場人物が多いので、人物相関図を作りながら読むことをおすすめします。
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